そのVR宮下公園にて、DNPと京都市が構築した「京都館PLUS X」が3月17日(木)にオープンします。京都の伝統工芸や観光情報などをメタバース上で発信するようです。
オープン時はリアル工芸イベントと連動
「京都館PLUS X」は、京都の石畳や風景を再現し、アバターによる案内も含めて京都らしさを感じられるメタバース。空間内では、モニターや展示ブースで京都市の情報を閲覧したり、リアルイベントと連動したイベント体験ができます。オープン時には、京都市が2月19日(土)~3月31日(木)の期間、開催する工芸イベント「CRAFT POINT KYOTO」と連動した企画を展開。来場者は、伝統工芸の職人の巧みな技術を動画で見られます。リアルイベント終了後も工芸に関するコンテンツを配信し、紹介された伝統工芸品はECサイトで購入できるようです。
ユーザー同士は自由に交流できる
「京都館PLUS X」には、PCやスマートフォンなどからアプリ不要でアクセス可能。来場者は自分のアバターを選び、メタバースを自由に回遊できます。また、同時参加しているユーザー同士は音声で会話したり、写真を撮影してSNSなどで共有したりと自由に交流を楽めるとか。世界中の人と京都の魅力について語り合うのもいいですね。
ちなみに今後は、アニメや地域のイベントなどと連携した企画を展開していくようです。
VR宮下公園とは?
それでは、「VR宮下公園」についても少し紹介しておきましょう。ここは、誰もがいつでも簡単かつ安全・安心に楽しめる空間を構築する機能を備えたDNPのXRロケーションシステム「PARALLEL SITE」を活用して構築されたメタバース空間。リアルとバーチャルに存在する宮下公園を連動させ、公共空間の高度利用促進に寄与することを目的として構築されました。
VR宮下公園には、PCやスマートフォンなどからアクセスできる「ブラウザ版」とVRデバイスでアクセスする「VRChat」の2つがあります。
ブラウザ版・VRChatともに、昼と夜のVR宮下公園を散策したり、イベントに参加したり、ショッピングをしたりと楽しみ方はいろいろ。もちろん、ユーザー同士のコミュニケーションも可能です。これまで、アート展や謎解きイベントなどが開催されました(詳しくはこちら)。
ちなみに、「PARALLEL SITE」を活用して構築されたメタバース第1弾は「PARALLEL SAPPORO KITA3JO」。VR宮下公園は第2弾のメタバースです。
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大日本印刷株式会社
(文・Higuchi)