3つのAIによる作品をVRで鑑賞
「AIが描くNFTアート展」で鑑賞できる作品は、「動物の椅子」をテーマに3つのAIが共創した40作品の絵画。3つのAIは、言葉から絵画を探し出す・絵画を生成する・その絵画の良さを審査するという3つの役割をそれぞれ担うものです。3つのAIがお互いに作用することで習作し、徐々に作品を完成させたといいます。
この40作品は、徳島県のNFT鳴門美術館に展示していて、巣鴨での参加者はVRゴーグルをつけて館内をめぐりながら作品鑑賞ができるとのことです。鑑賞時には、同展プロデューサーの窪田望氏による解説もついています。
ちなみに、NFT鳴門美術館の来館者は、決まったことをこなすイメージのAIが正解のないアートを生み出す様子に感動を覚えたようです。
AIやNFTなどへの理解を深める企画も
同展の魅力はVRを活用した作品鑑賞だけではありません。3つのAIが習作しながら作品を生み出していくプロセスを動画で鑑賞したり、参加者が考えたテーマをもとにAIが作品を創るライブペインティングを体験したりと、AIによる創作活動を深く理解できそうな企画が展開されます。
また、窪田氏によるAI・NFTの解説や、窪田氏とNFT鳴門美術館 代表理事の山口大世氏によるトークセッションを予定。作品の解説はもちろん、NFTアートの台頭によってクリエイターに求められる変化やNFTアート業界で起きている購入者層の変化などについて対談するようです。
高齢者に最先端テクノロジーを体験してほしい
同展は、巣鴨商店街の高齢者にNFTアートやAI、VRの世界を身近に感じてもらうことを目的に企画されました。そのため、窪田氏のAI・NFTの解説を“世界一分かりやすい”としています。同展は、3月26日(土)の 13:00~18:30で開催。そのなかで、窪田氏の解説・ライブペインティング・VR鑑賞・対談という特別セッションを14:00~15:30と16:30~18:00の2回実施します。なお、参加費無料で事前予約は必要ありません。
PR TIMES
(文・Higuchi)