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「出前館」が配達員向けのアプリをリニューアル、ギグワーカーの働きやすさを追求

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株式会社出前館は、デリバリーサービス「出前館」の配達員向けアプリをリニューアル。より効率的に配達できる、使いやすいアプリになりました。

まずは、一部エリアで適用を開始し、今後は順次、拡大していく予定とのことです。

ヒートマップ機能や意見収集フォームを搭載

出前館は、全国47都道府県に展開するデリバリーサービスです。昨今ではフードだけでなく、日用品も配達するなど、領域を拡大し続けています。

今回は、配達員向けアプリにおいて、オーダー受諾機能、ヒートマップ機能、意見収集フォームなどのサポート機能の拡充をしました。

まず、オーダー受諾機能について。これまでは、配達員の稼働するエリアに紐づいたオーダーがアプリに表示されていましたが、新アプリでは稼働エリアに制限はなく、位置情報を含む、さまざまな条件をもとに振り分けられたオーダーが表示されるようになります。

そして、新たにヒートマップ機能を搭載。注文量が多く、配達員が必要な場所は赤、配達員が十分にいる場合は緑など、需要が視覚的に分かりやすく表示されるため、より効率的な配達が可能になります。

さらに、配達員からの意見収集フォームを新たに追加し、迅速な機能改修やUIUXの改善に役立てます。

より配達者目線のアプリに

今回のリニューアルは、配達員を数多く抱える出前館が、これまで出てきた改善点などを反映させたもの。これまで以上に使いやすく、配達員目線のアプリとなることが期待されます。

出前館は、今後も配達員が安心、安全に配達に取り組める環境を整えていくとともに、サービスを利用するユーザーにも、満足してもらえるよう取り組んでいくとしています。

進むギグワーカーの利益を守る動き

コロナ禍の影響もあり、出前館の配達員のように、ネットを介して単発の仕事を請け負う「ギグワーカー」として働く人が増えました。ちなみに出前館の場合、業務委託配達員の登録数の推移は昨年対比で495%とのことです。

気軽に、柔軟に働きやすいイメージのあるギグワーカーですが、不安定な労働環境が問題視される動きが広まっています。

たとえば海外では、2021年12月に欧州委員会がギグワーカーの利益を守る法案を発表しました。

日本のギグワーカーを含むフリーランス保護の動きでいうと、「第2回新しい資本主義実現会議」において、「安心して働ける環境を整備するため、フリーランス保護のための新法を早期に国会に提出する」とされています。

今後も、国と企業、さまざまなレベルでギグワーカーの労働環境を見直す動きが見られると予想されます。

PR TIMES
新しい資本主義実現会議

(文・和泉ゆかり)

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