リアルとバーチャルの融合を目指す「メタバース・ステーション」が誕生します。
アプリ不要! スマホからQRコードなどでアクセス
VAW(バウ)は、秋葉原の駅と街を再現したオリジナルのバーチャル空間。改札を通過したり電車に乗ったり、秋葉原駅周辺を散策したりと、さまざまな体験ができます。また、HIKKYのVRコンテンツ開発エンジン「Vket Cloud」を活用しているため、スマートフォンでQRコードを読み取るなどアプリダウンロード不要でアクセス可能。さらに、ボイスチャットやテキストチャットで空間内のユーザーとコミュニケーションを取ることもできます。
3月25日(金)~31日(木)の期間には、リアルな秋葉原駅1階改札内に「VAWゲートウェイ」が出現。VAWの魅力を発信する動画を横目に、設置されたQRコードブロックを読み込むとシームレスにバーチャル世界へ飛び込めます。
オープン時から見逃せない企画が!
VAW開業時の目玉企画として、日本を代表するヒーローたちによって構成された企画「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース(SJHU)」とのコラボレーションを展開。VAWオリジナルデザインのグラフィックと各キャラクターが登場します。なお、コラボ期間は、バーチャル秋葉原駅を「シン・秋葉原駅」と呼びます。このほか、入場者同士でコミュニケーションできる空間「オフ会ルーム」の実装、日本中央競馬会(JRA)や株式会社ビームスと連携した企画など、開業時から見どころ満載の空間となりそうです。
リアルとバーチャルの融合へ向け、進化する
VAWは、“リアルとバーチャルが融合するビジネスの創発拠点”を目指し、常に進化する見込み。まずは、HIKKYと2021年に資本・業務提携を発表した株式会社NTTドコモと連携した取り組みを開始するようです。また、リアルな駅空間にXRの世界観を体験できるスペースを設け、一般ユーザーによるリアルとバーチャルの往来を活性化する方針。これにより、企業に対してバーチャル上での広告展開と販売機会を提供するといいます。
たとえば、リアルな駅広告をバーチャル空間でよりダイナミックに表現したり、バーチャル空間で購入した商品をリアル空間でシームレスに受け取るなどの体験を計画しているようです。
さらに、限定入場券をNFT化したり、来訪者同士の交流を深める施策を展開したりと、展望は広がっています。
JR東日本の「Beyond Stations構想」
HIKKYとJR東日本およびjekiは、リアルとデジタルを融合させた未来の新たな体験価値を創出し、XR市場をリードしていくことを目的とした業務提携を2021年8月に締結。これは、JR東日本グループが推進する「Beyond Stations構想」のXR領域を加速するきっかけともなりました。そもそも「Beyond Stations構想」は、リアルな駅に新サービスを拡充し、駅をビジネスの発信拠点へ変革しようというもの。ここにHIKKYのノウハウが加わることでバーチャルへの展開を見出したとも言えるでしょう。
その第1歩として、JR東日本が「バーチャルマーケット6」へ「バーチャル秋葉原駅」を出展。改札通過や電車乗車といった体験を提供したほか、エヴァンゲリオン・ちぃたん☆・ホロライブの人気キャラクターが空間を彩り、歴代の企業出展ブースのなかで最多来場者を記録するなど好評を博しました。
今回オープンするVAWは、この「バーチャル秋葉原駅」をパワーアップし、本格展開するものです。
PR TIMES(1)(2)
(文・Higuchi)