![SKIN](https://techable.jp/wp-content/uploads/2014/09/SKIN.jpg)
オーディオビジュアルのアーティストClaudia Robles氏は、New Yorkで開催されたHarvest Works galleryで、ある特殊な装置を展示したという。それは、人の肌を測定し、そのデータを音や映像に変換して表現する「SKIN」というプロジェクトだ。
ギャラリーを訪れた人の肌の湿度を、“GSR (Galvanic Skin Response)” というインターフェースを使って測定。するとその測定データに応じて、音や画像が現れるのだという。
ギャラリーのスタジオには、3つのスクリーンと8つのチャンネルが実装されていて、例えばストレスを感じている状態、不安な状態から覚醒状態まで、測定された人のあらゆる心理状態を、音声とイメージ画像で映し出す。本人以外の外部の人間にも、目に見える状態として提示してくれるというわけだ。
![SKIN2](https://techable.jp/wp-content/uploads/2014/09/SKIN2.jpg)
開発者のRobles氏は、「私たちは普段ほとんど自分の体について耳を傾けたり、知覚することはない。自分の体のもっている可能性を、ビジュアル化、音声化して、アートとして表現することで、自らの体に関心をもってもらおうと思い、この装置を開発した」と言っている。あなたが今感じている心理、それは目に見えないもの。だがこの装置を通じて、目に見えるものとして見聞きできる、ユニークな体験ができそうだ。
SKIN