4月に公式ローンチされた「Milq」は、インターネット上に拡散されている膨大な情報の中から、ユーザーの興味に合った話題が見つけやすくなるユーザーベースのトピックサイト。いわば、興味のある人たちを結びつけるWebカルチャーマップである。
ユーザーから提出されたトピックは、“beads”と呼ばれる丸い噴出しのようなアイコンで表示される。質問トピックは、例えば「スニーカーのベストコマーシャルって何?」「映画に出てくるニューヨークで、好きなシーンは?」「今のお気に入りの曲は?」など、一般的かつ身近な話題。
よくあるキュレーションサイトだと、出された質問に対し、テキストでコメント入力してレスポンスを返すパターンが多いが、この「Milq」が特徴的なのは、他ユーザーたちは動画あるいは音声クリップに、ちょっとしたコメントを加えてレスポンスを投稿するという点だ。ダラダラ書かれた長文のレスポンスに目を通すよりずっとスムーズ、かつ気軽な気持ちで、トピックやレスポンスをチェックすることができる。
ユーザーたちは投稿“beads”を眺めたり、ニュースフィードから自分の興味のあるトピックを見つけることができる。お気に入りの投稿があれば、Twitterのハッシュタグのようなシステムを使って、インデックス化してまとめておき、後で見ることも可能。
誰でも自由に「Milq」のサイトを見られるが、質問トピックやレスポンスの投稿をするには、無料のアカウント登録が必要だ。ユーザーベースのコンテンツは、「Reddit」「Pinterest」など他にもあるものの、興味のある話題が見つけやすく、ノイズが少ないすっきりとしたインターフェースなのも魅力の1つだろう。
リアルの友人、知人関係を超えて、自分の好きなもの、興味のあるものの話題を他者と共有して楽しみたい人にはピッタリかもしれない。
Milq