そんな同社が繰り出すプロジェクト第1弾は、27歳という若さで亡くなった伝説的ブルースミュージシャン“ロバート・ジョンソン”のARでの復活。4月3日にラスベガスにて開催されるグラミー賞のギフトラウンジにて、ロバート・ジョンソンのアバターが伝説の曲を披露します。
ARで出現するアバターが弾き語りを披露
今回のプロジェクトでは、ギフトラウンジに1脚の椅子を設置。そこにアプリをインストールしたスマートフォンなどをかざすと、ロバート・ジョンソンのアバターがARで現れ、弾き語りのライブ演奏が始まるといいます。MEWは、数枚しか残されていない彼の写真から、ギターの形状や立ち振る舞いなどを再現してアバターを生成。一般的なアバターと違うのは、曲を演奏するという一連のパフォーマンスを表現できることでしょう。
なお当日の様子は、MEW公式ウェブサイトおよび公式SNSで配信予定とのことです。
MEWが生み出すパフォーミングアバター
MEWは、ハイクオリティなアバター生成技術をはじめ、既存の動画から詳細な3Dモーションデータを生成する“ムービーモーションキャプチャー技術”、リアルな服のパターンからデジタル上に同じ衣服を作り上げる“ウェア生成技術”、リアルタイムな空間認識でその空間に最適なARエフェクトを生成する“ARライティング技術”などを保有。これらの技術をクリエイターのセンスとかけ合わせることで、ロバート・ジョンソンのように一連のパフォーマンスができるアバター「パフォーミングアバター」が誕生するといいます。「パフォーミングアバター」は、スポーツの名場面を再現するなど幅広く活用できるのも特徴でしょう。同社は「パフォーミングアバター」を活用したARライブを順次公開予定です。
また同社は、さまざまなデジタルクリエイティブをNFT化する技術も保有。NFTの権利体系を構築することで、世界中にあふれるエンターテインメントが適切に流通する世界を目指すとのことです。
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M Entertainment Works株式会社
(文・Higuchi)