まずは自動運転車の運転席にセーフティドライバーが乗り込んでのサービスとなり、PRと乗客からのフィードバック収集を兼ねて当面無料で提供されます。
ダウンタウン限定
Aptivと現代自動車の合弁会社であるMotionalは自動運転技術の商業化に取り組んでいて、一方のViaはテックを活用したトランジットサービスの会社です。つまり今回のロボタクシーサービスは互いの専門を持ち寄ってのものです。ロボタクシーサービスは、ラスベガスのダウンタウンに限定して提供されます。Viaのアプリから乗車を手配でき、ビジネススハブや政府機関、公共交通機関などへの移動に使えるとのことです。
乗降場所が限定されているほか、サービス提供時間も月曜〜金曜日の午前9時から午後5時までとなっています。
Lyftとは2023年から本格展開
実は両社は2020年にパートナーシップを発表し、2021年上半期にサービスを開始する予定でしたが、パンデミックの影響で延期を余儀なくされていました。また、Motionalは配車サービスLyftとも同様の提携をこのほど発表していて、こちらは2023年までに同じラスベガスで商業オンデマンドサービスを開始することを目指しています。つまり乗客に課金する、れっきとした配車サービスとなります。
ただ、まだルートや投入台数など詳細は明らかになっておらず、また消費者にとっては既存サービスと比較して料金がどうなるのかが気になるところです。
利便性が高まり、財布にも優しいとなれば、他の都市でも加速度的にロボタクシーの導入が進むのかもしれません。
Motional
(文・Mizoguchi)