KARTEでリアルタイムに解析する顧客一人ひとりの行動データと、IVRyで解析する電話対応ログをかけ合わせ、より深い顧客理解とシームレスなCRMを実現します。
顧客の行動データを見ながら電話でサポート
顧客にあわせたコミュニケーションをワンストップで実現するCX(顧客体験)プラットフォームKARTEと、電話自動応答(IVR)サービスのIVRy。IVRy 代表取締役CEO 奥西 亮賀氏は、「本連携により、今まで分断されることが多かったウェブと電話のデータを、シームレスにつなぐことが可能となりました」と語ります。
たとえば、KARTEで電話番号および顧客固有の認証コード(お客様番号)を任意のページにポップアップ表示させ、IVRyの電話自動応答においてそのコードを入力してもらいます。オペレーターは顧客がウェブサイトやアプリ内でとった過去と現在の行動データを把握することができるため、電話で適切なサポートをすることが可能に。
もちろん、電話でのコミュニケーションも行動データとして蓄積・活用することができます。
プレイドは2021年12月にIVRyへの出資を実施。今回さらにプロダクト連携をすることで、電話を含めたあらゆるビジネスを対象としたデータ活用による顧客体験の向上と業務効率化の推進を目指すことになります。
IVRy導入で売上5倍超の企業も
KARTEとIVRyの連携を受けて、新原製茶株式会社は総合電話窓口にサービスを導入。同社はIVRyの活用で、導入開始半年足らずで売上を5倍超に成長させた実績があるとのこと。今回のKARTEとの連携で、さらに高い成果実現が期待されます。また、プレイドはEC事業者向けの「KARTE Entry Series for EC」、BtoB SaaS事業者向けの「KARTE Entry Series for SaaS」でも「電話DXパッケージ(IVRy連携)」の提供を開始。企業規模の大小や地域を問わず、どのようなビジネスでも本連携を活用することができるように仕組みを整えています。
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(文・和泉ゆかり)