農作業を数値化して記録
水稲専門の栽培管理アプリ「RiceLog」は、圃場単位での農作業記録を蓄積し、毎日の営農を記録することで、将来的に誰もが「ロジックに基づいた水稲栽培」を行えることを目指して開発されたといいます。では、実際にどのようなことができるのでしょうか?まず、農作業を数値化して記録できることが挙げられます。ここで注目したいのは、同アプリは「水稲」に特化しているという点。他の作物のための情報を省くことで、わかりやすく直感的なインターフェースを実現しており、年齢や経験を問わず、簡単に作業を記録することができます。
従業員への農作業指示も簡単に
次に、農作業を行うメンバーに対しての作業指示や、作業記録を瞬時に共有できるダッシュボード機能で、作業日の予定や実績をメンバー全員で共有することが可能。今どのメンバーがどの田んぼでどんな作業をやっているかを確認したり、従業員に対して、「今日はこの田んぼでこの作業を行ってください」という作業指示を出したりすることもできます。また、各作業員の携帯へのプッシュ通知を通して、当日の作業の変更や、他の作業者の状況なども速やかに共有できます。
データに基づいた稲作を実現
「RiceLog」では田んぼごとに累積された記録が作られるので、各経営体における試行錯誤の記録を残すことも可能です。たとえば、主力となる作業員や指示者が突然離農した場合でも、数値化された記録をもとに、比較的スムーズに作業を後継できることになります。「RiceLog」を活用することにより、従来はベテランの勘に頼りがちだった農業を数値に変えて蓄積し、データに基づいた稲作を実現できるとしています。
同アプリを提供する米シスト庄内は、「明日、田んぼが増えても。明日、後継者になっても。きちんとしたマニュアルでお米を作ることが出来、それをマニュアルとして従業員にも伝えることが出来る。そんなアプリを目指しています」とコメントしました。
PR TIMES
(文・Takeuchi)