なお長期熟成酒とは、満3年以上酒蔵で熟成させた、糖類添加酒を除く清酒のことです(長期熟成酒研究会による定義)。
熟成酒という芸術作品を世に
酒蔵には、出荷タイミングを逸して長期間蔵内に眠っている日本酒があり、またそれが冷蔵庫内などスペースのひっ迫につながっているという課題があったといいます。こうした現状に触れた同社は、蔵内に眠る熟成酒を届けるため、「北村酒展」をオープンしました。長期熟成酒は、熟成期間を経て琥珀色に色づき、香りは甘く濃厚に、口あたりはなめらかになると言われています。同社はこれを“商品”ではなく“作品”として捉え、「ギャラリー」としたとのことです。
「北村酒展」では、展示・販売する熟成酒の詳細(蔵元・表示精米歩合・アルコール度数・火入れなど)とともに、こだわりや造り手の思い、相性のよい料理などを掲載しています。
“奇跡の酒”を300本限定で
そんな「北村酒展」での第1作品目は、高知県の蔵元 司牡丹酒造から生まれた熟成酒「AQUETHA by Tsukasabotan(以下、アクイータ)」。-5度の氷温熟成により、まろやかさと華やかさを兼ね備える“奇跡の酒”と言われています。また、ボトルに吹きガラスを使用しているのも特徴。ガラス作家である貴島雄太朗氏により一つひとつ丁寧に作られたボトルはそれぞれ風合いが異なるといいます。
今回は、ナンバリングした「アクイータ」を3万3000円(税込・送料別)にて300本限定販売。世界にひとつの“作品”として、贈り物にもいいかもしれません。ちなみに、「アクイータ」には和牛カルビとわさびが合うようです。
PR TIMES
「北村酒展」
(文・Higuchi)