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あなたもAIと物語を紡いでみては?AI文章生成サービス「AIのべりすと」の文学賞開催

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株式会社デジタルメディア研究所は、文章生成サービス「AI のべりすと alpha2.0」を利用した日本で初めての文学賞を開催します。

優秀作品は選考の上、小学館からの書籍化も検討される予定。応募締め切りは、6月30日(木)です。

文庫本約178万冊分のデータベースでAIを訓練

AIのべりすとalpha2.0」は、ゲームクリエイター、作曲家、プログラマーとして活動するSta氏が、Google TRC の協力のもと作成した物語生成 AI ジェネレーターです。

容量525GB、文庫本換算で約178万冊分のコーパス(データベース)により、68.7億パラメータのAIを訓練。2021年秋に正式リリースされると SNSを中心に話題となり、クラウドファンディングサイト「READYFOR」にて597万円の資金を調達。授業に取り入れる大学も現れているといいます。

なお、2月3日(木)より、200億パラメータのオープンソース言語モデル「GPT-NeoX-20B」(英語版)の試験運用を開始しています。

ジャンル問わず幅広い作品を募集

今回開催される「AI のべりすと文学賞」の応募条件は、「AIのべりすと」を利用すること。小説作品以外にもショート作品としてエッセイ、クイズ、シナリオ、俳句など、幅広いジャンルからユニークな作品を募集しています。

審査委員には、ライターのダ・ヴィンチ恐山や、AR三兄弟の川田十夢、アニメーションプロデューサーの竹内宏彰、放送作家の佐藤満春などクリエーションに関わる各界の著名人らが名を連ねます。審査委員長である株式会社デジタルメディア研究所の橘川幸夫氏は、次のようにコメントしました。
これからの時代は、AI(コンピュータ・テクノロジー)と、人間そのものが共同作業によって新しい文化を築いていく時代だと思います。AI だけに頼るのではなく、人間だけで頑張るのでもなく、両者の共同作品の新しさを求めたいと思います。

これまで小説を書いてきた人には、新しい道具を使った想像力の飛躍を感じることが出来るかも知れませんし、小説などとは無関係だと思っていた人は、思わぬ自分の才能を発見するかも知れません。世代も、性別も、立場も超えて、新しい時代の創作活動の幕を、みなさんと一緒に開けていきたいと思います。


AIのべりすと文学賞
プレスリリース

(文・川合裕之)

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