オンラインでMBAが取得できる経営系専門職大学院、ビジネス・ブレークスルー大学(以下、BBT大学)に蓄積された過去16年分の学習データを「BioLa」に機械学習させることで、学生一人ひとりの学習状況を分析し、課題解決を支援します。
一人ひとりに最適な学習支援
教務AIの「BioLa」は、これまで人間が行っていたデータ分析や判断を代わりに実施し、「学生への学習サポートの適切なタイミングの把握」や「学生のすべての履修科目の進捗状況の把握」などを最適化します。学生のモチベーション低下を予知して、教務スタッフが未然に防ぐなど、学生に寄り添った支援を効率的に行えるようになるといいます。
ちなみに「BioLa」は、BBT Intelligent Online Learning Advisorの略称で、ギリシャ語や古代ギリシャ語などを組み合わせた造語。“機械的ではない、人に寄り添う教務AIを目指していきたい”という思いが込められているとのことです。
「BioLa」でアフターDXの教育現場の課題を解決
「BioLa」は、アフターDXの教育現場における「情報のオーバーフロー現象」を解決するために開発されました。「情報のオーバーフロー現象」とは、データの増加に比例して生じる分析頻度の減少や、分析範囲が狭くなることで、適切な支援のタイミングを逸したり、データを見たときの判断が属人化してしまったりすることを指します。
とくに、オンラインで授業を提供するBBT大学のようにDX化された教育の現場では、人間の処理能力を超える大量の学習履歴データが発生していることから、「情報のオーバーフロー現象」の解決に取り組む必要があったといいます。
ビジネス・ブレークスルー社は今後、「BioLa」による教務AIの実現によって、「情報のオーバーフロー現象」を解消し、将来的には「BioLa」が学生支援を行うことも可能になるとしています。
PR TIMES
(文・和泉ゆかり)