そしてこのたび、空中ディスプレイを採用したPOSレジ「デジPOS」が誕生。2月1日(火)より、都内のセブン-イレブン6店舗にて順次実証実験を実施します。
同実験に参画しているのは、株式会社アスカネット(以下、アスカネット)、神田工業株式会社、東芝テック株式会社、三井化学株式会社、三井物産プラスチック株式会社、株式会社セブン-イレブン・ジャパン(以下、セブン-イレブン)の6社です。
セルフレジの画面が空中に
「デジPOS」は、キャッシュレスセルフレジにおいて、購入商品の詳細や決済画面を空中ディスプレイで映し出すレジ。ユーザーは、商品のバーコードをスキャンし、浮き上がる画面をタッチパネルの要領で操作して購入します。実証を行うセブン-イレブン店舗では、非接触ニーズを満たしつつ、来店客の新しい買い物体験を実現したいとのこと。また、既存のレジと比べ約70%ほどのサイズであることから、レジカウンターの省スペース化にも期待しているようです。
なお、セブン-イレブンはYouTubeにて「デジPOS」のイメージ動画を公開しています。
空中映像を実現する「ASKA3D」
「デジPOS」には、アスカネットが特許を取得した光学素子(空中ディスプレイプレート)「ASKA3D」を採用。「ASKA3D」は、空中に出た光を再び集めることが可能です。この特性から、映像や物体が発する光を集め、プレートを挟んだ反対側の同じ距離の位置に再び結像し、空中に浮かんだ映像を出現させられるといいます。なお、立体物も投影できます。プレートサイズが小さい場合は、正面の一定の位置からしか視認できませんが、サイズを大きくすることで視野率を広げられるとのこと。今回の実験では、購入内容などがわからないよう、正面からしか見えません。
このプレートはガラス素材ですが、アスカネットでは樹脂による製造方法も研究中。現在、スマートフォン用に小型の試作品が完成しているとのことです。
PR TIMES
株式会社セブン-イレブン・ジャパン
「ASKA3D」公式サイト
(文・Higuchi)