デザインや使用法は、従来の南京錠とほぼ同じだ。解錠すると逆U字の掛け金部分が持ち上がり、施錠するときには逆U字を押し込む。ただ、違うのは、解錠するときに従来タイプだと鍵を差し込むが、Nokeはペアリングしたスマホを近づけるだけで解錠できるという点だ。
■3メートル以内で自動解錠
NokeとスマホはBluetoothで連携し、スマホを持ったままNokeに近づくと自動的に解錠される。通常、Nokeから3メートルの範囲内にスマホが入ると作動する。しかし、この範囲は用途や好みによって専用アプリ(iOS、Android)で拡大したり縮小したりすることができる。
また、Nokeのメリットは複数の人と“鍵”を共有できること。例えば、物置にNokeを使うとして、家族のスマホをすべてペアリングしていれば、それらのスマホで解錠できる。
もし、メンバーではない誰かに解錠をお願いするシチュエーションでも、一時的に許可して解錠してもらうことも可能だ。さらに、複数のNokeを使う場合は、それぞれのNokeに名称をつけて管理することもできる。
■手動での解除にも対応
スマホが盗まれたり、電池切れで動かなくなったりしたら?と心配する人もいるだろう。そのときは、あらかじめ逆U字部分を長押ししたり短く押したりの組み合わせを決めておいて、その通りに押すと開くようになっている。
Nokeは交換可能な電池で約1年作動する。機能はかなりシンプルで、用途もこれまでの南京錠とほとんど変わらないというものだが、Kickstarterではすでに目標額10万ドルの3倍超を集めているという人気ぶりだ。
興味のある人はKickstarterでのキャンペーン(9月18日まで)で59ドルにて入手できる。
Noke/Kickstarter