だが、運転中でもそうした行為を可能にするフルフェイスタイプのヘルメット「Skully AR-1」が米国で開発中だ。ヘッドアップディスプレー(HUD)やGPSを備えていてナビ情報を案内するほか、Bluetoothで連携する端末の着信やSNSのアップデートなども表示してくれるというハイテクなヘルメットとなっている。
■リアカメラで安全性向上
ヘルメットのフロント部分にスクリーンがあり、運転の邪魔にならないよう視界の隅に各種情報が映し出される。ライダーの3メートル先に情報が映し出されるような設定だ。
また、ヘルメット後部にはカメラも搭載されていて、後方の映像をリアルタイムにスクリーンに映す。サイドミラーよりもとらえる角度が広いので、安全の確保に役立つ。その他、内蔵するスピーカーで端末に入っている音楽も楽しめるようになっている。
■キャンペーンで“注文”殺到
このスマートヘルメット、8月10日に資金調達サイトIndiegogoに登場したところ、目標の25万ドルを初日でクリア。入手額は1399ドルと決して安くはないにもかかわらず、25日現在、141万ドルを集めているという人気ぶりだ。
これは、おそらく一重に「バイク運転中にこんなことができれば」という機能が満載だからだろう。安全性を高め、便利で、なおかつ“つながり”ながら運転できるとなれば、ツーリングなどがより楽しいものになりそうだ。
キャンペーンは9月9日までとなっていて、米国外への発送(来年5月ごろ、料金別途)にも対応するので、興味のある人はお早めに。尚、小売価格は1499ドルとなる見込み。
Skully AR-1/Indiegogo