同実験は、凸版印刷の「VR買い物支援サービス」と日産自動車の「なみえスマートモビリティ」を組み合わせた買い物支援サービスの有用性・事業性を検証するものです。
任意の商品を選べる、リアルな買い物体験
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今回の実験では、浪江町に拠点を置く、有限会社柴栄水産・道の駅なみえ・イオン浪江店の売り場の映像を配信予定。
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「VR買い物支援サービス」を導入する店舗側は、商品登録やシステム構築する必要がなく、カメラを棚の前に取り付けるだけで運用可能です。
ちなみに、凸版印刷とNoMAラボは、2021年3月に福島県南相馬市にて「VR買い物支援サービス」β版の実証実験を実施しています。
貨客混載サービスで商品を配達
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「なみえスマートモビリティ」は、2021年2月に福島県の浪江町・双葉町・南相馬市の3自治体と、日産自動車・イオン株式会社・株式会社ゼンリンなど複数企業で締結された「新しいモビリティを活用したまちづくり連携協定」に基づく取り組みのひとつ。
画期的なのは、ドアtoドアではなく“ハブ&スポーク”という発想の運行スタイルでしょう。道の駅や商業施設など中核施設を“ハブ”として、ハブ間をシャトル便で結びます。そのハブから放射状に自宅・目的地へ延びる経路を運行するのが“スポーク便”であり、2つの便を運行することで効率的なモビリティサービスを実現しようということです。
この「なみえスマートモビリティ」を活用して、注文された商品を自宅へ配達します(商品ピックアップは店員)。ヒトだけでなく荷物配送も同時に行う貨客混載サービスを展開し、人口密度の低い地域におけるモビリティサービスの事業性を検証するようです。
同実験は、1月24日(月)~2月4日(金)の期間、浪江町の住民で「なみえスマートモビリティ」を利用している人のなかから約20名を対象に実施。 購入から手元に届くまで一連の「遠隔購買・宅配サービス」の有用性を検証します。
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日産自動車株式会社
(文・Higuchi)