そこで、後方の様子をスマホにリアルタイム送信することで、安全確保につなげようと開発されたのが小型のアクションカメラ「SEEKER R1」です。減速時に自動で灯るブレーキランプの機能も搭載しています。
スマホがバックミラーに
自転車で走行中、車が後方から近づいていることは音でなんとなく分かることはありますが、目視確認することはなかなかできません。そこで、振り向くことなく手元で後ろを確認できるよう開発されたのがSEEKERです。SEEKERは基本的にアクションカメラで、専用ケースに入れてサドル下に設置します。スマホとペアリングすると、とらえた映像をリアルタイムにスマホに送るようになります。
そしてハンドルバーにスマホを設置することで、スマホが「バックミラー」となり、後ろを振り向くことなく状況を確認できます。カメラの画角は150度と広範囲をとらえ、しかも映像は4K解像度です。
レーザーで走行レーンを確保
そのほか、もう2つ安全確保に役立つ機能があります。1つはライト機能です。SEEKERには明るさとスピードを感知するセンサーが内蔵されていて、暗くなると自動で灯ります。そして減速を感知すると、自動でフラッシュ点灯し、後続車に注意を促します。さらには、レーザーで自転車レーンを地面に映し出すという珍しい機能も備えています。これは、自転車の両脇にレーザーで線を「引く」ことで、追い越しの車に自転車に近づきすぎないよう促すのに役立ちます。
自転車での使用を想定していますが、手に持って景色を撮影するなど普通のデジカメとしても使えます。ウォータープルーフなのでアクション撮影にも活躍しそうです。
サイクリングを安全で楽しいものにしてくれるSEEKERは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開していて、記事執筆時点の出資額は299ドル(約3万4000円)〜となっています。
すでに調達目標額は達成し、2月17日まで申し込みを受け付けたのち、6月にも発送が始まる見込みです。
SEEKER R1/Kickstarter