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Marketing 消費者へのアプローチの参考になりそう。SNS別の写真共有・拡散実態、ヴァリューズが調査

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消費者へのアプローチの参考になりそう。SNS別の写真共有・拡散実態、ヴァリューズが調査

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インターネット行動ログ分析に強みを持つ株式会社ヴァリューズは、SNSにおける写真共有・拡散に関するアンケート調査を実施。

まず、全国のヴァリューズモニター(20~49歳男女)5865人を対象に2021年10月22日~30日の期間でアンケート調査を行いました。そのなかで直近1年以内に写真撮影・SNS共有経験があると答えた2370人について、媒体別の写真共有・拡散実態を分析しています。

またアンケート調査に加え、ヴァリューズが独自保有する消費者行動ログを活用し、写真共有者の興味関心や意識を分析したようです。

写真共有の頻度No.1はTwitter

同社は、SNS媒体別に共有頻度・写真内容・写真のイメージ・共有者像・共有者の興味関心・共有者の意識を調査。そのなかで、各SNSで利用方法・利用者像に顕著な違いが見られたといいます。

出典:株式会社ヴァリューズ

たとえばTwitterは、主に若年層をユーザーとし、特に男性の利用が多いと判明。媒体利用率は1位ですが、写真共有率ではInstagramに次ぐ2位となりました。写真を共有する“頻度”は一番高く、投稿写真のイメージとしては、「面白い」「くだらない」などが多いようです。

Twitterで写真を共有する人の興味関心や写真共有意識を分析したところ、インドア派がやや多く、周囲からの評価を気にせず写真を共有しているケースが多かったといいます。

Instagramの写真は美意識が高い?

出典:株式会社ヴァリューズ

逆に、主に若年層の女性の割合が高くなったInstagram(投稿)はどうでしょう?

先述の通り、写真共有率は1位ですが、利用頻度は中位にとどまりました。また、写真イメージとしては「映えた」「おしゃれな」が多く、Twitterで多かった「くだらない」がワースト2となるなど、投稿写真のイメージは大きく異るようです。ちなみに、24時間で消える「ストーリー」への投稿は、その手軽さからかやや高めという結果に。

Instagram(投稿)で写真共有している人は、美容に関心が高く、周囲からセンスがあると思われたい一方で、着飾らない自分の世界観を表現したい本心も併せ持っているという分析結果となったようです。また、ストーリーのユーザーは、投稿ユーザーよりもさらに自分を魅力的に見せたい意識が強く、写真のクオリティやセンスもより良くしようと奮闘する様子が伺えたといいます。

共有率・頻度は低いが、特別感のあるFacebook

出典:株式会社ヴァリューズ

Facebookはというと、各SNSのなかで唯一ミドル世代の支持を獲得しました。しかし写真共有率・共有頻度は最も低いという結果に。共有写真のイメージとしては、“特別な”ときに撮影した“自然な写真”となっています。

ミドル世代ということもあり、常にSNSを気にしているわけではないのかもしれませんね。Facebookで写真共有している人について、消費者行動ログから探ってみたところ、旅行や食が好きで多くの写真を大事に管理している傾向が見えてきたようです。また、写真共有時には自分の個性をアピールしたい気持ちがあることもわかったといいます。

こうしてみると、Twitter・Instagram・Facebookにおける写真共有には、ユーザーの属性や興味関心が深く関係していると言えるでしょう。また、各SNSの特性(24時間で消えるなど)も影響しているようです。

今やSNSは、プライベートで活用するツールにとどまらず、ビジネスでも重要な“消費を動かす”プラットフォームと言えます。「いかにSNS上で消費者の目につくか」「消費者にSNS上で拡散してもらうにはどうするか」といった課題に対し、今回の結果は参考になり得るかもしれません。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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