とはいえロボットに関して知識も技もない初心者からすれば、組み立てるのはおろか、操作するのもハードルが高そうですよね。そこで試してみたのが、初めてでも簡単に組み立て・操作ができるプログラミングロボット「Mini Pupper(愛称:ミニぷぱ)」です。
組み立て&プログラミングが楽しめるロボット

クラウドファンディングサイトKickstarterで目標金額を達成しており、Makuakeでも1700万円以上の資金を集める大型プロジェクトとなっています。
ミニぷぱは「pupper(子犬)」という名前通り、犬のような可愛らしい見た目が特徴。PS4用のコントローラーで簡単に操作することができ、4足で計12自由度の細かい動きが可能です。
今回は、パーツを元に一から組み立てるDIY版に挑戦。ロボットの組み立てと聞くと難しそうですが、はんだ付け不要で工具や備品も一式で揃っているため、初めてでも無理なく組み立てることができました。
自分で作るのが不安なら、組み立て済の完成版を選ぶのもおすすめです。DIY版に比べて値は張りますが、製作中のミスによる動作不良などの心配がありません。
自分仕様にカスタマイズ

ロボットを組み立てる工程が楽しい
ミニぷぱの頭脳となるRaspberry PiにはUbuntuをインストールし、OS上で脚の角度補正(キャリブレーション)を行います。自分で組み立てた分、ミニぷぱが初めて動いた時は本当に感動しました。

PS4用のコントローラーで直感的に操作できる
しかしながら、やはり最大の魅力はプログラミングによって動きや機能をカスタマイズできる点でしょう。たとえば内部ファイルを編集して、好きな画像をロボットの顔に据えてみたり。こんな些細な変化でも、達成感とうれしさがあります。

ロボットの顔を好きな画像に変更できる
「ミニぷぱ」向けのアクセサリとしてLiDARセンサーやカメラモジュールが別途用意され、組み合わせれば部屋のマッピングや顔認識による自動追従もできるのだとか。できることは無限大で、上級者でもとことん楽しめそうな幅の広さが魅力です。
初めてのロボットにおすすめ

子供でもプログラミングを通して簡単なカスタマイズができるので、完成版を購入して学習教材に使うのも良いでしょう。親子で試行錯誤しながらミニぷぱを動かしてみるなんて、とっても楽しそう。
「Mini Pupper(ミニぷぱ)」は現在Makuakeにてクラウドファンディングを実施中です。2月27日(日)まで支援を受け付けており、5月末までに発送される予定となっています。
Makuake
(文・九条ハル)