そしてこのたび同社は、「teploティーポット」が公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会主催の「JIDAデザインミュージアムセレクションVol.23」に選定されたと発表しました。
茶葉ごとに最適な抽出法
「teploティーポット」は、スマートフォンアプリと連携してお茶を自動抽出するティーポット。ポイントは、抽出したお茶が飲む人にとって“そのとき最高においしいお茶”であることでしょう。それを実現するテクノロジーのひとつが独自の抽出テクノロジー(特許出願済)。お茶は、葉の種類ごとに最適な抽出温度や時間などが異なります。
同製品は、すべての茶葉の最適な抽出法に対応するテクノロジーと、お茶の生産者や専門家などへのヒアリングを通じて得た茶葉ごとの一番おいしい抽出条件をインプットしたデータベースをアプリに搭載。ユーザーは、茶葉の種類をアプリのデータベースから選択するだけで最適な抽出温度・抽出時間・抽出方法でいれたお茶を楽しめるといいます。なお、一度抽出した条件であれば、アプリなしでも抽出可能。
AIとセンサーでお茶をパーソナライズ
そしてもうひとつ注目すべきは、AIと6つのセンサーの搭載です。お茶のプロが相手を観察して、そのときの飲み手の状態に応じた一番おいしい味と香りでお茶をいれるという職人技をテクノロジーで再現しました。6つのセンサーにより、脈拍・指の温度・室温・照度などを計測し、飲み手の気分や体調、周囲環境を解析して独自のアルゴリズムで抽出温度と時間を導出。たとえば、眠気が残る朝には基準より高温で長めに抽出して苦みとカフェイン量を多めに仕上げるなど、茶葉の種類と飲み手の双方を加味してお茶をいれるといいます。
時間まで演出するデザイン性
このようにテクノロジーを駆使した機能・性能により、お茶の可能性を広げる同製品。加えて、そのデザイン性も高く評価され、お茶の可能性の拡張に資するものとされています。同製品のデザイナーは、西村拓紀デザイン株式会社 代表取締役の西村ひろあき氏。最高の抽出状況と簡単な操作性を実現するプロダクトであると同時に、使っていないときでもそばに置いておきたくなるようなスタイリッシュなデザインが特徴です。
そんな同製品が「JIDAデザインミュージアムセレクションVol.23」に選定。審査員は、その性能はさることながら「特徴的なインフューザーと淹れているお茶の様子を見ることができるデザインは、お茶を飲む前から上質な時間を与えてくれる」と評価しています。
PR TIMES
teplo公式サイト
(文・Higuchi)