しかし、AI/DX人材の育成は一筋縄ではいかないもの。スクールなどでプログラミングを学んだものの、次に何をすればいいのかわからないというケースや、習得したスキルが現場で生かしきれないというケースもあるようです。
そこで紹介したいのが、ソフトバンクとヤフーのエンジニアが立ち上げた、AI/DX人材育成のためのオンライン教育サービス「Axross」。1月7日(金)に法人プランのリニューアルを行ったこともあり、このたび改めてサービスを紹介します。
エンジニアのノウハウを伝授
「Axross」は、ソフトバンクグループ社内起業制度「ソフトバンクイノベンチャー(SoftBank InnoVenture)」で事業化検討決定され、SBイノベンチャー株式会社Axrossプロジェクトにより開発・運営されているサービスです。大きな特徴は、実務経験のあるエンジニアのノウハウを“レシピ”というコンテンツで提供すること。エンジニアはMarkdownエディターでレシピを作成・投稿し、自由に価格を決定できるため、個人の購入や法人の利用状況に応じて収益を得られるというわけです。
学習者は、キーワードやタグからレシピを検索したり、「初心者なので何から始めたら良いか分からない方向けコース」など複数のレシピがセットになったコースを選択したり、自身に必要なレシピをオーダーしたりできます。実践的な要素がつまったレシピを学び、習熟度をチェックしてスキルマップを広げることができるようです。
また、レシピのランキングも掲載中。執筆時には「MoveNetのキーポイントからボディランゲージを読み取るレシピ(中級)」や「Pytorchを使ってGANによる異常検知を行うレシピ(上級)」などが載っていました。
法人向けプラン“Axross for Biz”
そんな「Axross」の法人向けプラン“Axross for Biz”がリニューアル。この法人プランは、法人限定の動画コンテンツや有償レシピを含む260以上のレシピが月額定額料金で学び放題となるプランです。今回のリニューアルでは、掲載レシピを各企業のニーズに合わせてグルーピングし、独自の画面構成で表示できるようになりました。また、学習途中のレシピをファーストビュー表示するため、前回の続きから学びたいときに便利でしょう。
さらに、AI/DX基礎知識からPython初学者向け、AI実践・応用まで実務に生かすための体験型AI開発ハンズオン研修も提供。ひとつのレシピを徹底解説し、最短でのスキル習得をサポートします。ハンズオンのテーマとしては、「オープンデータを使ったデータ分析体験」や「ゼロショット画像分類」などを提供中です。
今後は、DX人材診断サービスやナレッジマップなど、さらなる新機能をリリース予定。なお、3月31日までに法人プランのトライアルを申し込んだ企業を対象に、"Axross for Biz"の30日間無償トライアルを実施しています。
PR TIMES
「Axross」サービスサイト
(文・Higuchi)