ハンドル座席にペダル
Kinnerは細長いボディにタイヤが4つの4輪車です。座席2つが横並びに配置され、片側にはハンドルを備えています。座り乗りタイプのため、外観はまさにクラシックカーのようです。しかし実は、ハンドルを備えている側の座席の足元にはペダルがあり、ペダルをこぐことで推進力を得ます。つまり、電動アシストが備わっているものの、基本的には自転車で、もちろん運転免許は不要です。
ボディにはファイバーグラスやカーボンファイバーなど軽量で丈夫な素材を採用し、また複合キャシーやロードバイク用の車輪を使うことで軽快な走りを実現します。開発元によると、時速25キロ以上で走行することも可能とのことです。
フード下はゆったり
Kinnerは乗り込むと上半身のみが外に出るデザインで、「乗降がしにくそう」と思うかもしれませんが、心配は無用。フードが上げられる構造になっています。足元部分はゆったりとしていて、フード下には荷物を置くスペースもあります。車のように座って移動できるため、週末などにペダルをこぎながら景観を楽しむドライブをして、帰りに買い物する、といった使い方ができそうです。
フィンランドで開発が進められているKinnerは現在プレオーダーを受け付けていて、予約金500ユーロ(約6万6000円)でこのユニークなペダルカーを確保できます。最終価格は1万5000ユーロ(約200万円)、今年4月に納車が始まる見込みです。
Kinner