そんな問題を解決すべく、Dan Gailey氏は「Schoolyard」というプラットフォームの開発に着手したという。「Schoolyard」の利用方法はこうだ。まず、資金を募りたい学生はプロジェクトグループを作成、または参加したいグループを選択し、それぞれのプロジェクトグループのプロフィールや活動内容を掲載する。この「Schoolyard」を通じて、自分たちのグループのPRやメンバーの募集をしたり、プロジェクトに関心をもっている卒業生とやり取りをおこない、資金だけでなくアドバイスを集めることもできる。
卒業生たちにとっては、このサービスを活用することにより、自分がサポートしたい学生団体を自ら選択して献金をし、資金がどのように使われ、貢献していくのか、見届けることが可能になった。
2012年5月からベータ版が開始された「Schoolyard」では、すでに300のユーザーと、スタンフォード大学、コーネル大学をはじめとする32の大学が参加しており、オンラインを通して、学生や卒業生、大学関係者たちが、お互いに交流を深め、プロジェクト推進を後押しする手助けとなっている。
Schoolyard