NFT業界における女性を支援
NFTはこの1年で爆発的に普及しましたが、ブームの恩恵を受けているアーティストの多くは男性と言われています。イギリスのマーケット調査会社ArtTacticの報告書によると、NFTの売上高に占める女性の割合はわずか5%、NFTアート市場に占める女性の割合は16%とのこと。こういった現状を変えるためロレアルパリUSAは、「NFT業界における女性を支援する」という大きなテーマを掲げています。
そして今回同社は、5人の女性アーティスト(Amber Vittoria、Arina BB、Hueman、Lili Tae、Puks)に、新しい口紅シリーズ「Reds of Worth by Colour Riche」の赤の色合い(合計6色)からインスピレーションを得たNFTアートを依頼しました。
OpenSeaで販売へ
これらのNFTは、2021年12月15日(現地時間)まで、世界最大級のNFTマーケットプレイスOpenSeaでオークションにかけられます。始値は1,500ドル(約17万円)でアーティストは一次売上の100%を獲得できるとのこと。さらに、オークションの買い手が他の消費者に販売する「二次市場」での売上の50%は、ロレアルパリの代表的な慈善活動であるWomen of Worthに寄付され、地域社会に素晴らしい変化をもたらしている女性を表彰するようです。一方、5人のアーティストたちはTwitter Spacesで、OpenSeaやロレアル等と対談し、オークションにさらなる注目を集めるとともに、作品やプログラムからのインスピレーション、NFTスペースで女性アーティストとして学んだことについて詳しく紹介を行いました。
今回NFTアートを作成したアーティストの一人であるHuemanは「ロレアルパリのNFTプログラムのパートナーになれることをとても嬉しく、光栄に思います。私の作品『Radical & Free』は、女性が自分の力を持つことをテーマにしており、人間が極めて微量に発光していることを証明する研究にインスピレーションを受けています」とコメントしています。
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(文・Takeuchi)