そんな不快な装着から解放されたいと願っているゲーマー向けに、米国シアトルのスタートアップがフィット感をカスタマイズできるヘッドセット「T-1」を開発しました。
フックで耳に密着
T-1はインイヤー型のイヤホンとブームマイクで構成されています。ポイントはまず、全体的にエルゴノミックなデザインであること。フックを耳にかけ、そのフックの先にインイヤー型のイヤホンがついています。イヤーチップは3つのサイズから選べます。また、片側にはブームマイクが付いていますが、ブームマイクのケーブルは位置を調整できるようになっていて、頬に沿わせるようにしたり、あえて口元からマイクを離したりといったことができます。
ハンガー部分をしっかりと耳に巻きつけるようにすることで、eスポーツ時に激しく頭を動かしても存在が気にならなくなります。左右のイヤホンのケーブルが合流する部分にマイクのオン・オフを操作できるスイッチが付いているのも便利です。
独自のチューン
もちろん、イヤホンとして音質も気になるところですが、開発元は独自のサウンドチューンを開発し、FPS(ファーストパーソンシューティングゲーム)などに最適化しているとのことで、これによりユーザーはゲームをしながら自分の周りの敵や障害物の位置を正確に把握できるとのことです。プレイステーションやNintendo Switch、Xboxなどのゲームデバイス、そしてPCなどで利用できます。
T-1は現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開中で、本稿執筆時点の出資額は89ドル(約1万100円)〜となっています。2022年1月16日まで出資を受け付け、資金調達に成功すれば5月に発送が始まる見込みです。
T-1/Kickstarter