バーチャル避難訓練対応のVRツールが誕生
本ツールは、Webブラウザ上のVRツアーで避難訓練ができるツール。ユーザーは、どこにいてもアバターとして参加できるので、現実のように、多人数が参加する臨場感、そして時間や速度を反映させた訓練をすることが可能。現実環境で即時実施が難しい、昼・夜などの異なる時間帯や、地震・火事などの異なる災害の訓練を短時間で複数体験できるのは、VR空間ならではでしょう。また、BIMやデジタルツイン、メタバースなどの各データと連携させて、被害シミュレーションをしたり、屋内外一気通貫の訓練をしたりすることも可能です。使い方は簡単。ツール内で用意されるURLを参加者に配布、時間を指定して参加してもらうだけです。VRゴーグルなどを使用せず、PCやスマホなどを用いて手軽に参加できます。
様々なシーンでの活用が期待
本ツールは、誰がどの経路で何を見て避難したかといった探索行動を解析することも可能なため、避難経路のサインや誘導灯などの配置検討、通学路や工場などの注意喚起や研修の改善、商業施設のサイン広告や誘導オペレーションや装置の検討など、様々なシーンでの活用が期待されています。
避難訓練をより実施し易く簡単なものにするだけでなく、分かり易く安心できる建物の普及や既存建物の防災対策への応用も目指すとしています。
PR TIMES
(文・和泉ゆかり)