「バーチャルマーケット」について
「バーチャルマーケット」は、メタバースに集ったブースにて、アバターなどの3Dアイテムやリアル商品を売買できるVRイベント。来場者は、買い物の他、乗り物に乗ったり、映画を見たり、音楽ライブに参加したりとさまざまな体験ができます。また、来場者間の音声コミュニケーションも可能で、まるで一緒に巡っているかのような臨場感が味わえるのもポイントでしょう。「バーチャルマーケット2021」のテーマは「メタバース・シティ」。現実世界の渋谷と秋葉原を精巧に再現したパラリアルな2つの街を舞台に、リアルとメタバースの融合を演出します。例えば、現実世界とリンクした天気や、リアルとメタバース両方の街のプチ情報がポップアップで浮かび上がる空間タイムラインなどがその一例です。
来場者は通常、VR機器またはPCからVRChat内特設ワールドへ入場しますが、一部、スマートフォンやPCのブラウザからURLをクリックするだけで入場できる会場も設けられています。
BEAMSバーチャルショップの魅力
そんな「バーチャルマーケット2021」の“パラリアル渋谷”に、BEAMSバーチャルショップが登場。実店舗BEAMS HARAJUKUをモデルにした外観の上部には、実店舗を彷彿とさせる回転ディスプレイが設置されます。また、店舗外壁のアドベントカレンダーや店舗横に待機中のタクシーなど、バーチャルならではのサプライズコンテンツにも注目したいところ。なお、VR版で実装しているギミックの多くを省略したブラウザ版も用意されています。1階では、2021年秋冬のルックをまとったオリジナルアバター2種を販売。展示されているアバターに触れるとBEAMS公式オンラインショップが表示され、アバターが着用しているアイテムの実物が購入可能となる、ワードローブのメタバース化を提案するとのことです。
この他、人気アニメ「ODD TAXI」や「The Wonderful! design works.」、「ちびまる子ちゃん」とコラボしたさまざまな商品を販売します。VR版では、アバターを介してリアル商品の3DCGモデルを手に取り、店内の鏡でその姿を確認できるという現実さながらの体験ができるようです。
2階では、12月9日より全世界独占配信されるNetflix映画『浅草キッド』の世界観が楽しめる「バーチャル浅草」を展開。VR版では、アバターでタップダンスを踊ったり、巨大なガラポンを回したりできるようです。
そんなBEAMSバーチャルショップには、月~土曜日の10:00~16:00の間に、スタッフアバター2体が出現。総勢44名の社員が交代で音声会話をしながらリアルタイムに接客を行います(VR版のみ)。
過去の出展ブースは?
今回で3度目の出展となるBEAMS。2020年12月19日~2021年1月10日に開催された「バーチャルマーケット5」のBEAMSバーチャルショップには、バーチャル店舗向けUI「トルネード型ディスプレイ」が登場しました。これは、パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社が考案し、HIKKYが制作支援した画期的な陳列方法を実現するプロダクト。服などの商品がトルネード型(らせん状)に移動し、来場者は手に取ることなく商品の前後左右のデザインの確認することができるのがポイントです。これにより、下に重なって置かれている商品に気づきにくかったり、手に取らなければ裏のデザインなどを確認できなかったりという従来の商品陳列の課題を解決できるといいます。
2021年8月に開催された「バーチャルマーケット6」では、「バーチャル銭湯」を展開。これは、ビームスと牛乳石鹸共進社株式会社がコラボし、東京・東上野の銭湯「寿湯」で開催した企画「銭湯のススメ。2021」をバーチャルで再現したものでした。
このように、出展のたびにメタバースという環境を生かしたユニークな仕掛けを展開してきたBEAMS。今回のブースにも期待が高まっていることでしょう。
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(文・Higuchi)