オランダのスタートアップTweetonigが開発を手がけている「Tuna Knobs」は、そんなiPad DJ向けのツール。タブレットでありながら、従来のミキシングデスクのような感覚で、触れて操作できるようになるという。
「Tuna Knobs」のつまみは、一見すると既存のラジアルスライダーのようだが、底の部分に滑り止めが付いているのが異なる点。このつまみは導電性ゴムで作られており、iPadのタッチスクリーン上にくっつけて使う。それをスクリーン画面内に表示されている、つまみのコントロール部分に配置。すると、たちまちつまみがスライダーになり、つまみをひねって、実物のミキシングデスクのように、音量やミキシングを微調整できるというわけだ。
デジタルでボタン操作するだけの味気ないミキシングより、伝統的なミキシングデスクの使用感に近い、リアリティある正確なパフォーマンスが実現。もちろん、ミキシングの重い機材を持ち運ぶ必要もない。
「Tuna Knobs」は今のところ、Lemur、Korg iMS-20、iDJ2GOなどに対応しているという。現在、資金調達プラットフォームKickstarterでキャンペーンを実施していて、1つ9ドルで予約購入が可能だ。手持ちのiPadで、よりリアルなDJ体験ができるようになりそうだ。
Tuna Knobs