そんな人々の不満を解消してくれそうな、新しいイヤホンが開発されている。3Dプリントの技術を使った「OwnPhones」は、ユーザーそれぞれの耳の形状をもとにした、まさにオンリーワンのイヤホンだ。
ユーザーはまず、「OwnPhones」の専用アプリを使って、自身の耳の形状を動画で撮影し、アップロードする。すると、サーバー側がその動画を解析し、3Dモデルデータに変換。それを3Dプリントして製品化するという流れだ。
ユーザーの実際の耳の形状に合わせて作られるため、耳にぴったりフィット。着用感もよく、運動をしている際にイヤホンがはずれることもない。また、イヤホンのスタイルはカスタマイズ可能で、色、素材の組み合わせパターンは1万通り以上にもなる。ベーシックなものから目を引くユニークなものまで、ユーザーの好みに合わせて自由に選択することが可能だ。
このイヤホンがすごいのはそれだけではない。Bluetooth 4.0のテクノロジーを用いることで、イヤホン同士をつなぐコードを取り払い、完全なワイヤレスを実現している。
ノイズキャンセリングの機能もあり、周囲の環境に合わせて雑音をカット。また、イヤホン外側の側面にLEDが設置されていて、赤や黄色などに光る。赤色は“そっとしておいて”、黄色は“今忙しい”、緑色は“話そうよ”という意味で、周囲の人にアピールができるという。
現在、資金調達プラットフォームKickstarterでキャンペーンを展開中で、市販予価299ドルのところ、早期予約者は149ドルで入手できるという。完全にフィットする、あなただけのイヤホンを手に入れてみては。
OwnPhones