アプリの名称は「PlaceUs」。Google Mapsのプラットフォームを設計したSam Liang氏が立ち上げたスタートアップ「Alohar Mobile」が 開発を手掛けた。このアプリの主な特色は、恋人や家族などかなり親しい人との使用を前提に、いつでも相手の居場所が確認できることだ。
■意図的な非開示も可能
例えば配偶者に子どものお迎えをお願いしているとき、このアプリでは配偶者がピックアップ場所にもう到着したかどうかということがわかる。また、ランニング中の恋人が今どのあたりを走っているかというのも把握でき、帰宅したら通知を受け取るという設定もできる。
位置情報というのはプライバシーにもかかわるものなので、もちろん、相手に居場所を一時的に“隠す”ことも可能となっている。
■ユーザーの行動パターンを学習
それから、この賢いアプリはユーザー自身の行動もモニターする。例えばマイカー運転時、スピードや移動距離、ルートのデータからどれくらいのガソリンを使用したかを算出。そしてガソリンが少なくなってきたことをユーザーに知らせると同時に、近くのガソリンスタンドの場所を自動的に表示する。
また、自身がよく足を運ぶスポットを登録しておくと、ユーザーの行動パターンを学習する。例えばジム通いをする人が、ジムを登録しておく。そしてしばらく遠ざかっていると「最近行ってないね」という通知が届くという仕組みだ。
つまり、このアプリは位置情報共有サービスとアシスタントサービスが合体したようなものととらえたらよさそうだ。
アプリはiOS 7以降で利用でき、ダウンロードは無料となっている。
PlaceUs