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ソウル市がメタバースプラットフォームを設立へ! 観光名所のバーチャル旅行を実現

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ソウル特別市庁は、韓国で初めてポストコロナに向けたメタバースプラットフォームを設立することを発表。公共サービスとして順次提供を開始します。

普信閣のバーチャル鐘を鳴らす

ソウル市は、21年10月6日に、5年間の「メタバースソウル推進マスタープラン」を発表しました。2022年中に「メタバースソウル(仮称)」を設立し、経済、文化、観光、教育などのサービスを提供していきたいとしています。

プラットフォーム設立にあたって、2021年末の「普信閣の鐘をバーチャル空間上で鳴らすイベント」を皮切りに、バーチャル市長室、ソウルフィンテックラボ、投資関連イベント、ソウルキャンパスタウンなど、さまざまなイベントが予定されています。

2023年には、ソウル市民はメタバース内に存在する「アバター公務員」に相談することも可能になるようです。これまでは、ソウル市庁の公務員センターに出向かなければなりませんでしたが、バーチャル空間でよりリアルに近い感覚で相談できるようになります。

観光名所をメタバースで巡る

さらに、光化門広場、徳寿宮、南大門市場といったソウルの主要な観光名所を「バーチャル旅行者ゾーン」として紹介し、敦義門などの失われた歴史的資源をバーチャル空間で再現します。

2023年からは、「ソウルランタンフェスティバル」などソウルを代表するお祭りがメタバースで開催され、世界中の人々が楽しめるそう。 また、XR(エクステンデッド・リアリティ)を活用した、障害者向けに安全性や利便性を考慮したコンテンツなどのサービスも開発します。

さらに、政府関係者の作業効率を上げるため、プラットフォームアプリケーションを地方自治体のすべての領域に拡張する予定。高度な技術で開発されたメタバースプラットフォームを通じて、時間的・空間的な制限や言語の壁などを克服するための公共サービスを提供していくといいます。

Seoul, First Local Gov’t to Start New-Concept Public Service with “Metaverse Platform”

(文・Takeuchi)

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