なお「星みくじ」は、宇宙規模でIoT活用を想定したビジネスコンテスト「Tokyo Moonshot Challenge」での優秀賞・NTT東日本賞の受賞をきっかけに開発されたとのことです。
夜間の光が少なく、天気の良いスポットを提案
「星みくじ」は、衛星データから夜間の光が少ない場所を取得し、ユーザーの位置情報に基づいて星空観測に最適なスポットを提案するサービス。ユーザーから半径60km以内にある、光が少ない公園10ヶ所を候補地として抽出し、OpenWeatherMap APIを利用して取得した候補地5ヶ所のリアルタイムな天気(気温や降水確率を含む)を点数化します。その点数が最も高かったスポットを「光量が少なく天気も良い星観測に最適な場所」として提案するという仕組みです。β版では、東京・埼玉・神奈川・千葉の首都圏を対象に観測スポットを提案。誰でも1日3回までおみくじを引くことができ、ユーザー登録すると回数制限なく利用できるようになります。
執筆している現在は大雨(しかも昼間)ですが、試しに1回おみくじを引いてみました。結果は「台76番 凶」でしたが、候補地と今後の天気などが表示されています。「この場所へ行く」というボタンを押すと、Googleマップが開きました。
宇宙体験を身近にするアミュラポのサービス
同社は、toC市場が未成熟とされる宇宙ビジネスにおいて、衛星データなどを活用した宇宙開発をエンタメを通して身近に感じて欲しい、という思いのもと、さまざまなサービスを開発しています。例えば、2021年10月に一般リリースに向けて先行予約を開始した「ARを用いた月面宇宙飛行士体験」。これは夜の鳥取砂丘を月面に見立てて、ARやVRを活用した月面ミッションに挑戦できる体験型サービスです。
この「ARを用いた月面宇宙飛行士体験」は、同社が開発する「バーチャル宇宙飛行士体験」というコンテンツのひとつ。「バーチャル宇宙飛行士体験」ではもうひとつ「バーチャル宇宙飛行士選抜試験」も開発中です。
このように、宇宙開発を手軽に、身近に体験できるサービスを生み出してきた同社。Techable(テッカブル)ではこれまで何度か同社にフォーカスしていますので、気になる方はこちらからどうぞ。
PR TIMES
「星みくじ」サービスページ
(文・Higuchi)