そんな悩みを解消してくれそうなのが、SCENTMATIC株式会社(以下、セントマティック)が提供する日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」。今回、セントマティックは株式会社紀ノ國屋と連携し、紀ノ国屋 渋谷スクランブルスクエア店 地下1階に、2021年11月9日~12月8日の期間、同AIの実証実験スポットを設置します。
気分に合った日本酒や相性抜群のペアリングを提案
「KAORIUM for Sake」は、人間の感性を自然言語処理によって日本酒とマッチするAIシステム。「癒やされたい」「気合を入れたい」などの気分と日本酒とのマッチ度を計算し、相性のよい日本酒をレコメンドします。また、膨大な風味表現データによって、「フルーティなお酒」というアバウトな表現ではなく「白ぶどうとライチのような風味を持ったお酒」というような具体的な「風味マップ」として可視化できるため、ユーザーはより求めているものに近い日本酒を探せるようです。同AIを活用することで、利酒師やソムリエが提供してきた接客体験が小売店の店頭でも実現できるでしょう。
紀ノ国屋での検証では、同AIの持つ風味データを活用し、店内の日本酒とフードの相性のよい組み合わせをレコメンドするペアリングサイネージも設置。フルーツやポテトチップスなど、日本酒のお供としては珍しいペアリングも提案してくれます。なお、体験画像にハッシュタグ「 #AIと紀ノ国屋でお酒選び 」をつけてTwitterなどで投稿すると、日本酒または日本酒ペアリングが当たるキャンペーンを実施するようです。
香りと言葉をつなぐ「KAORIUM」
「KAORIUM for Sake」のベースとなっているのが、セントマティックが開発する、香りと言葉を相互に変換するAIシステム「KAORIUM(カオリウム)」。あいまいな香りの印象を言葉にして可視化したり、特定の言葉から連想される香りを導き出したりすることができます。この「KAORIUM」は、2021年4月から約1ヶ月間、株式会社BIOTOPEが運営する香水の専門店「NOSE SHOP」に導入され、言葉から香水を選ぶという購入体験を実現しました。
また、フレグランスの世界にとどまらず、小学校低学年向けの感性教育プログラム、風味の違いを可視化しチョコレート選びをサポートするシステムなど「KAORIUM」を活用した共創プロジェクトも推進中です。
PR TIMES
SCENTMATIC株式会社
(文・Higuchi)