「F-100 Eluminator」はコンセプトモデルですが、EVクレートモーターは販売するとのことで、非電動の乗用車やトラックを愛車としている人は、モーターを取り替えて電動化することができます。
出力は480馬力
気候変動を背景に車業界は電動化が加速度的に進んでいます。そうした中、今回発表されたコンセプトモデル「F-100 Eluminator」は完全電動で、エミッションフリーとなります。2021 Mustang Mach-E GTパフォーマンスエディションバッテリーの電動パワートレインと、計3つ(フロントに2つ、後部に1つ)の電動モーターを搭載していて、出力は480馬力、トルクは634lb-ftです。Say hello to the F-100 Eluminator electric concept truck. #SEMA2021
— Ford Motor Company (@Ford) November 2, 2021
🔘 480 hp
🔘 634 lb-ft
🔘 All-wheel drive
🔘 And alllll electric pic.twitter.com/8ZqERmyeFY
FordのFシリーズは長年同社が展開してきたものであり、今回の「F-100 Eluminator」は1978年モデルのデザインを採用。クラシックな外観を持ちつつ環境に優しいトラックです。
EVクレートモーターを単品販売
一方で、コンセプトモデルにありがちなのが、「実際に生産されるのか」という問題……。そう聞くと、熱烈なFシリーズファンはがっかりするかもしれませんが、EVクレートモーターを購入して古い車両に搭載し、電動化するという選択肢が提供されています。EVクレートモーターは281馬力、トルクは317lb-ftで、フォードによるとビンテージ車から現代車までさまざまな車に搭載して電動化することが可能とのこと。価格は3900ドル(約44万円)です。
地球のことを考えて電気自動車にしたいけれど、今乗っているガソリン車のデザインや仕様が気に入っている、という人にはうってつけの手段となりそうです。
Ford
(文・Mizoguchi)