キーワードを選び、強度を設定して香りをカスタマイズ
「調香AI」は、あらかじめ商品カテゴリと必要な原料データ、連想キーワードと連想度を学習したAIが、ユーザーの選択したキーワードにマッチする香りレシピを瞬時に生成するというサービス。このレシピをもとにユーザーが望む香りの製品を作ることができます。学習させるキーワードは、各社で自由に設定可能。例えば、香水であれば「さわやか」「青春」「美しい」などの連想キーワードを設定します。ユーザーは、「さわやか 7」「青春 2」というように各キーワードの強度を入力することで、香りのイメージを微調整することができるようです。
同サービスは、香水やコスメの他、コーヒーやハーブティなどにも活用可能。今後、食品業界におけるサービス拡充を視野に、味覚や触感もカスタマイズできる機能の追加を予定しているといいます。
嗅覚のメカニズム解明へ向けて
レボーンは、「香り×AI×IoT」で嗅覚のメカニズムを科学的に解明し、「におい」を活用した新たな価値を生み出す事業を展開中。代表的なプロダクトは、対象の「におい」を瞬時に分析・データ化できる独自開発のセンサ「OBRE(オブレ)」です。また、この「OBRE」で測定したデータを可視化し、一元管理するデータ管理プラットフォーム「iinioi® cloud(イイニオイクラウド)」も提供しています。さらに、嗅覚のメカニズム解明に向けて、「香度(コード、カオリド)」という香りの芳醇さの指標となる新たな概念も創出。従来の成分測定にはない、官能的な要素を組み込んだ「香度」という指標を広く浸透させ、香りが持つ可能性をさらに開花させるべく、2021年3月3日に商標登録を完了しました。
PR TIMES
(文・Higuchi)