Uberは、HertzのEVレンタルプログラムを介して、2023年までに最大5万台のテスラ車をドライバーに貸し出せる体制に。同社は2016年よりHertzと連携し、車を所有していないドライバーに向けてレンタカーオプションを提供しています。
ライドシェアプラットフォームへの大規模なEV導入は、Uberが目標として掲げる“2040年までの完全ゼロエミッション”を達成するための重要戦略となりそうです。
ライドシェアドライバーのEV利用を促進
運転時間と距離が長いライドシェアドライバーがEVを利用すると、温室効果ガス排出の削減は平均的な自動車所有者の3~4倍にもなるとのことです。また、EV体験や街でテスラ車を見かけること含め、消費者がEVへの接触頻度が増すのも大きなメリット。次の買い替えではEVを検討している消費者(Hertzのプレスリリースによれば、アメリカの消費者の40%に相当)の背中を押すことにつながります。
テスラ車レンタルは週約3万8000円
環境にとってプラスなだけでなく、ドライバーにとってのメリットもきちんと用意されています。「グリーン・フューチャー・プログラム」により、ドライバーはEVを利用することで、1行脚あたり1ドル(年間4000ドルまで)のインセンティブが得られます。テスラ車のレンタル費用は週334ドル(約3万8000円)からスタートし、プログラムが進行するにつれて週299ドル(約3万4000円)以下にまで引き下がる予定です。
Uberドライバーは11月1日よりテスラ車がレンタル可能に。まずはロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴ、ワシントンDCから始まる同プログラムは、その後数週間で全米に展開されます。
参照元:Your Tesla is arriving now/ Uber Newsroom
Hertz Invests in Largest Electric Vehicle Rental Fleet and Partners with Seven-Time Super Bowl Champion Tom Brady to Headline New Campaign/ Hertz
(文・山田洋路)