ドコモとメドレーのシナジー効果
メドレー社は、8oo名を超える医師とともに「医療事典」を作成するプロジェクトを展開しています。社内外の医師による集合知と専門性を発揮し正確性・網羅性・更新性を持つ情報源となることを目指しており、累計の改訂回数は20万回を超えているとのこと。そんなメドレー社とNTTドコモ社は、「患者が医療ヘルスケアを使いこなせる未来」を実現するため、2021年4月に資本業務提携を締結。 NTTドコモ社は豊富なエンドユーザーの会員基盤(接点、運営・プロモーション等のノウハウ)を、そしてメドレー社は医療関連サービスの開発運営力、医療ヘルスケア領域における豊富な顧客基盤を持ち寄り、強みの異なる両社のアセットを活用した医療PF事業の拡大を行っています。
現在、医療機関におけるオンライン診療システムや、オンライン服薬指導システムの導入が順調に進んでいることを背景に、患者の医療活用をさらに加速するため、オンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」の共同運営や新サービスの展開を今後予定しています。
「薬」への知見が深いミナカラの株式取得
それでは今回、NTTドコモ社とメドレー社が共同で全株式を取得したミナカラ社は、どのような事業を行っているのでしょうか。2013年に設立されたミナカラ社は、「日常医療の次なるスタンダードを実装する」ことを目指し、薬剤師が提供する正しい知識とともに、安心して薬を購入できる「オンライン薬局」の運営や、ユーザーのニーズを満たす一般用医薬品の開発などを行っています。ECサイトでの市販薬の販売というソリューションを提供する理由として、同社ウェブサイトでは「日常生活での健康に関する困りごとや不安、ちょっとした疑問にも耳を傾けられるように、私たちは、患者様やご家族の方ひとりひとりにいちばん近くで寄り添える『オンライン』という方法を選びました」と表記されています。
メドレー社は今回の株式取得について「メディカル領域において重要な『薬』に関する知見が深く、患者のオンラインサポートのノウハウも有するミナカラのアセットが加わることで、これまでよりも付加価値の高い医療活用支援サービスをより早く開始できる」とコメントしています。
PR TIMES
株式会社メドレー
株式会社ミナカラ
(文・Takeuchi)