この「スマート座布団」には、感圧センサーとiBeaconが搭載されており、座布団の上に座られた状態を検知する。そして、現在椅子が使われているのかいないのか、さらにどれくらいの頻度、どれくらいの時間の間使用されているのかを測定する。
測定結果はユーザーのスマートフォンやタブレットに送信され、随時データを閲覧できるようになっている。個人がリビングのソファなどに置いて、1日どれほどの時間をソファで過ごしているのか把握するのに用いたり、会社の管理者が社員の着席情報をモニターして、社員がずっと座りっぱなしの状態を避け、休憩や少し歩き回るのを促すことなどにも役立ちそうだ。
また、カフェや待合室に導入し、来客の着席状態をリアルタイムでキャッチすることで、店のレイアウト調整や運営に役立てられる。来客のほうは、あらかじめ混雑状態をチェックしてから来店をする、というような使い方もできるだろう。曜日や時間帯ごとの来店頻度、平均滞在時間、回転率を分析し、店舗運営に反映させられるメリットは大きい。
「スマート座布団」は、市場価格1200~2000円程度になる見込み。現状では、iOS 7以降にのみ対応、Androidへの対応も検討中だという。
スマート座布団