両社は、「P共通テスト」を通じて学生のプログラミング能力の育成をサポートし、才能のある人材を社会へつなぎ、IT業界が抱える人材不足に貢献したいとのこと。また、将来的には漢字や英語の検定のように、学生がプログラミングスキルを測る共通テストとして、一般に広く定着させていきたいとしています。
自分の全国順位とレベルがわかる
「P共通テスト」は、現在の自身のプログラミング力がどのレベルにあるのかを理解できるテストです。自身の全国順位と「初級レベル」「大学入試合格レベル」「エンジニアレベル」などのレベルを理解することで、それまでの学習成果を証明するとともに、目標を明確にし、その後の学習効果を高めることができるといいます。問題は、学生向けに設定された出題範囲から6問を作成。その中には、2022年度から新しくはじまる高校の情報科の科目「情報Ⅰ・情報Ⅱ」を考慮したものもあり、2024年度以降の「大学入学共通テスト」の出題教科となっている「情報Ⅰ」の内容を含むようです。
受験希望者は、専用フォームから申し込み、P共通テストサイト(paizaラーニング for TEAM)へ登録後、試験の最終案内を受け取り、試験本番前にログインしてテストに臨みます。なお、受験費用は無料。
paizaの「paizaスキルチェック」を活用
paizaが運営する「paiza」は、国内最大のITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォーム。オンラインでのプログラミングテスト「paizaスキルチェック」で自身のスキルを証明し、それを使って転職・就職することができるサービスです。2021年10月現在、登録者数は46万人、「paizaスキルチェック」の総受験回数は1500万回に達し、2000社を超える企業が採用に活用しているといいます。今回の協業では、「paizaスキルチェック」のシステムをバンタンに提供し、学生向けの出題範囲を設定して出題。問題の監修と採点はpaizaが担当し、結果は即日発表されます。
PR TIMES
「P共通テスト」HP
株式会社バンタン
(文・Higuchi)