トーク内容に合わせて椅子・映像・照明が動く
「Mingle PARTY」は、ライブ配信イベントにおいて、背景映像と空間照明などの会場設備を同期連携させることで緻密な演出を施す「CG背景同期制御」を活用し、視聴体験をアップデートするシステム。初導入された「WIRED CONFERENCE 2021」では、会場となったCyberHuman Productions社の「カムロ坂スタジオ」の巨大LEDウォール・LED照明技術を備える「LED STUDIO™」と、WHILL社が開発するパーソナルモビリティ「WHILL Model CR」の自動制御を同期連携させ、イマーシブな体験を提供しました。
4m×5mの小スペースの中で、トーク内容に合わせて「WHILL Model CR」を移動したり、背景映像や照明を切り替えたりすることで、スタジオにいながら空間を移動しているかのうような体験を提供したといいます。
同システムは、「月面でのトークを表現したキーノート」や「100年後の地球環境をテーマとしたイベント」など細部への演出にこだわったイベントやセッションへの活用を想定。また、ドバイやマカオなどのスタジオでのパフォーマンスなど、会場・設備づくりも含めたグローバル展開を視野に入れているようです。
「カムロ坂スタジオ」と「WHILL Model CR」
「WIRED CONFERENCE 2021」は、テックカルチャー・メディア「WIRED」の日本版が主催する、年に1度の大型オンラインイベント。会場となった「カムロ坂スタジオ」には、リアルタイムバーチャル撮影も可能なグリーンバックスタジオや3Dスキャンスタジオなど4つの撮影スタジオと編集・録音ルームが併設されています。また「カムロ坂スタジオ」は、2020年11月に巨大画面のLEDウォールを導入し、CG映像とLEDライティング技術を組み合わせて創り出す、高精細なCG背景空間で撮影が可能な「LED STUDIO™」のサービスの提供を開始しました。
そんな同スタジオのCG映像とLEDライティングと連動した「WHILL Model CR」は、研究開発用途のパーソナルモビリティ。すでに販売しているパーソナルモビリティ「WHILL Model C」をベースに、外部機器から入力信号を送信することで本体を制御することができる仕様となっています。
また、速度、加減速値、エンコーダー情報、加速度センサー値、コントローラー入力情報、バッテリー情報などの本体情報を取得することができ、自動走行、衝突回避、移動支援、自律走行などの分野の研究・事業プラットフォームとして活用できるとのことです。
PR TIMES
WHILL株式会社
(文・Higuchi)