実店舗とオンラインの使い分けを調査
新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響で、オンラインショッピングの利用は世界だけでなく日本でも爆発的に増加しています。家に居ながら何でも手に入ることは便利な一方で、リアルの買い物でしか味わえない楽しさがあることも事実です。そこで、ネオマーケティング社は、「実店舗とオンラインショップそれぞれの選択理由や使い分け方、商品購入までの行動」などを調査しました。まず、「普段の買い物における購入場所」についての質問です。「本・CD・DVD」や「衣服・ファッション小物」など様々なジャンルについて質問したところ、すべてのジャンルにおいて「主に実店舗」で購入するという回答が最も多くなったとのこと。
その主な理由としては、「陳列棚にある商品全体を見たいから」が20%強に。ネオマーケティング社の担当者は「各店舗独自のレイアウトの陳列棚から商品を選ぶという体験は、ジャンルにかかわらず、実店舗の魅力」と話しています。
一方「実店舗とオンラインショップ半々で購入する」と回答した人に、その分け方についてさらに質問したところ、「価格」での判断が最も多く、そこに「緊急性」が続く結果に。つまり、実店舗とオンラインショップで商品を見比べて、「価格の低いほう」を選んだり、「すぐにその商品が必要」な場合は実店舗で買ったりといった、柔軟な選択が行われているようです。
消費者はオンラインとオフラインを上手に活用
続いて「実店舗での商品購入までの行動」についての質問です。興味深いことに、23.6%が「その場でスマホからオンラインショップと値段を比較する」と回答。また、「その場でスマホから店舗商品の口コミを見る」も12.4%と少なくありません。つまり、実店舗に買い物に来ていても、オンライン情報をうまく取り入れて購入検討する消費者が一定数いることが分かります。一方、「オンラインショップでの商品購入までの行動」については、12.7%が「YouTubeで商品レビュー動画を観る」と回答しています。これまでは主にオンラインで口コミをチェックするのが一般的でしたが、「百聞は一見にしかず」という言葉どおり、動画では実際に商品を手にとったイメージがつきやすいということでしょう。
ネオマーケティング社の担当者は「YouTubeにはゲームやコスメ、衣服など幅広くレビュー動画がありますが、購買までのルートとして『YouTubeでのレビューチェック』の重要度は今後ますます加速していくかもしれません」と話しています。
PR TIMES
(文・Takeuchi)