「有害鳥獣対策スマート化事業」とは
近年、昭和村にて深刻化しているイノシシやクマなど有害鳥獣による農作物への被害。対策として、大規模な電気柵の設置などが進んでいますが、定期的な電圧の測定や見回りなどの人的負担が課題として挙げられていました。この負担を軽減するため「有害鳥獣対策スマート化事業」では、自営のLPWAネットワークを構築、遠隔で電圧を監視することにより維持管理の負担の軽減を試みます。
また、有害鳥獣の出没状況に応じて設置される箱罠などには、スマートカメラを用いて罠の稼働状況を確認、人的負担の軽減を図ります。加えて、住民からの有害鳥獣の目撃情報や被害状況をウェブ上で受付、マップへ反映することで傾向を把握し、重点的に対策を行う必要があるエリアの特定を目指します。
「Canvas」で現場状況を目の前に
今回採用された「Canvas」は、これら現場のさまざまなセンサー情報を統合管理するIoTデータダッシュボードサービスです。これまで人が現場に赴いて確認していた業務を削減、業務の生産性向上をサポートします。約40種類のセンサーデバイスと6種類の通信規格をサポートしているため、現場のニーズに応じて最適なセンサーとネットワークを組み合わせて導入することができるほか、ITに不慣れな人でもスマートフォンやタブレットで直感的に操作できるのも特徴として挙げられます。
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(文・和泉ゆかり)