イラクにおけるIT人材育成および雇用を促進
イラクは、戦後の学力低下が顕著な国。若者の人口増加もあり、中でもバスラ州は教育に対する投資が不足しているのだそう。特にSTEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics )や、21世紀型教育と呼ばれる最先端の教育の提供はままならない状態。また、若者の失業率も非常に高く、大学を卒業しても就職が難しい中、ITスキルとしてプログラミングを学ぶことは将来職へ直結するといわれています。今回キャスタリアが展開するのは、CSR活動とビジネス開発での活動。CSR活動においては、現地の公立小学校でプログラミング初級者向けの授業を実施。コーディング習得ではなく、プログラミング的思考を育成することで基礎学力の底上げが期待できます。また、プログラミング教育指導者養成講座を実施することで、現地指導人材の育成も行います。
ビジネス開発面では、将来的にプログラマーを目指す児童向けに、学習コミュニティーセンターにてプログラミング塾を開講。最終的にはJavaScriptまで学習します。プログラミング学習に留まらず、児童の自主学習・オンライン学習・質問教室の場として活用することで、児童が安心して学べる空間を確保。これらサービスをサブスクリプションモデルで展開することで現地雇用の創出を確保し、ビジネスのローカル化、バスラに留まらないアラブ世界全体へのビジネス展開を目指します。
IT×教育で社会課題を解決する
キャスタリアは、”IT×教育で社会課題を解決する”をモットーに、日本国内及びアジア・中東・アフリカ諸国における様々な社会課題に対しIT、特にモバイルでのソリューションを創出してきました。今回の事業のほかにも、タンザニア妊婦向けパーソナル・ヘルス・レコードアプリ「Taarifa za Mama(ママの記録)」事業が、経産省海外展開支援事業「飛びだせJapan!」に採択されるなどしています。社名であるキャスタリアは、ギリシャ神話に登場する「知識の泉」。企業や機関への先鋭技術の提供を通じて、人々の新しい学び方、さらには新鮮なライフスタイルをもたらし、最終的には新しい社会を形作る一助となることを目指すとしています。
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キャスタリア株式会社
(文・和泉ゆかり)