災害を自分事としてとらえ、日頃から備えることが大切
世界有数の地震大国と言われる日本。内閣府が発表している防災情報によると、日本のマグニチュード6以上の地震回数は世界全体の20.8%を占めているのだそう。また、四方を海に囲まれ、海岸線は長く複雑なため,地震の際の津波による大きな被害も発生しやすいといいます。そんな日本に住む私たちが、災害について考えるのは大切なこと。防災・減災においては住民一人一人が災害を自分事としてとらえ、日ごろから備えをしておくことが重要です。
「リアルハザードビューア」とは
リアルハザードビューアは、災害を、住民がその場で見たかのように体験できるオンライン津波避難訓練システム。利用者が今いる場所の自由視点の全天周画像に、刻一刻と変化する津波浸水シミュレーションを重ね合わせることで、今後起こるであろう災害を、自宅から避難場所に至る経路を通じて可視化し、自身の避難計画に役立てることができます。リアルハザードビューアは、凸版印刷と国立研究開発法人防災科学技術研究所が、2020年12月から開始した共同研究「全天周実写画像を用いた津波避難訓練システムに関する研究」の一環として開発したもの。誰でも簡単にスマートフォンやパソコンのブラウザから、オンライン津波避難研修を行うことが可能です。
凸版印刷は、リアルハザードビューアをはじめとした様々な防災ソリューションを通じ、地域の方々がより安心して暮らせる社会の実現に取り組むとしています。
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(文・和泉ゆかり)