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AI音声自動応答システム「Terry」のSaaSモデルが登場!

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国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)発のベンチャーHmcomm株式会社は、AI音声自動応答システム「Terry」のSaaSモデルを開発しました。現在、十数社に対してβ版を提供し、機能のブラッシュアップと導入実証実験を実施中。

「音×AI」のソリューション

Hmcommは、産総研独自の音声処理技術を基盤とした要素技術の研究・開発、ソリューション・サービスの提供を行っています。主なサービスとして、機械や生物などの異常状態を音で検知するAI異音検知プラットフォーム「FAST-D」や、議事録の自動化・データ分析で会議を可視化するAI議事録自動作成システム「ZMEETING」などを展開中です。

今回取り上げるのは、AI音声自動応答システム「Terry」。自然言語処理でスムーズな音声認識と会話を実現するAIオペレーターが24時間365日電話受付業務を遂行します。電話の自動対応・テキスト化により業務効率化を図るとともに、機会損失防止や質の高い対応による顧客満足度向上に寄与します。

電話の自動応答では、多様なトークシナリオをUIで自由に設定可能。再生する音声をはじめ、DTMF入力、分岐条件、オペレーターへの転送、通話切断などを設定できます。また、日々の着信推移・着信の集中する時間といった稼働状況や自動応答の成功・失敗なども分析・可視化し、運用の最適化もサポートするようです。さらに、LINEやSlack、Salesforceなどとの連携で業務効率化を実現します。

導入しやすいSaaSモデル

これまで「Terry」は、高度なシステム連携を行う前提で設計されていることから個別のシステム開発が必要な場合もありました。そこでこのたび、外線電話の受付業務用途に機能を絞ることで、安価かつシステム改修なしで提供できるSaaSモデルを開発したということです。

今後は、外線電話における電話応対業務の効率化や人件費削減などの効果検証、より便利で付加価値の高まる使い方、拡張・連携サービスモデルの開発などマーケットインでのサービス開発を行っていくといいます。また、大企業の1部署から中小企業の代表電話までをカバーするため、月額1万円程度での提供を目指すとのことです。

PR TIMES
Hmcomm株式会社

(文・Higuchi)

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