アプリ利用者はロイヤルティが高い
スパコロ社の調査では、ユニクロ公式アプリの利用の有無で実店舗の利用頻度を比較すると、アプリ利用者は非利用者に比べ、店舗利用頻度が非常に高いということが判明。アプリ利用者の半年以内の実店舗利用率は79.0%。この割合はアプリ非利用者(30.3%)の実に2倍以上です。1シーズン(3ヶ月に1回以上)の利用率でみると、アプリ利用者と非利用者間でその差はさらに大きくなっています。
同時に、ユニクロの公式アプリ利用者は、非利用者に比べ顧客ロイヤルティが顕著に高いことがわかったといいます。スパコロ社は、顧客のロイヤルティを図る指標であるネット・プロモーション・スコア(NPS)を活用し、「この企業・ブランドを親しい友人や家族にどれくらいすすめたいと思うか」と質問。
この質問に対して、1年以内のユニクロ購買顧客における公式アプリ利用者は非利用者と比較して、肯定的な回答をする割合が非常に高かったのです。つまり、アプリ利用者のロイヤルティは、非利用者に比べ顕著に高いと言える結果となりました。
オンラインとオフラインを繋ぐ
では、ユニクロ公式アプリはどんな目的で利用されているのでしょうか。調査結果からは「セール情報・チラシのチェックのため」(24.6%)、「クーポンをもらう・使うため」(22.9%)、「店頭・レジでバーコードを提示するため」(19.7%)、「ほしいファッションアイテムを探すため」(19.5%)、「値引商品のチェック・買い物のため」(19.2%)などが挙げられています。また、ユニクロ公式アプリの評価ポイントとしては、アプリの使いやすさやお得情報のほか、「在庫を店頭に行く前に確認できる・店頭受取ができること」や「サイズ展開が豊富なところ」といった回答も。
ユニクロ公式アプリは、商品の購入を主目的としているのではなく、セールやクーポンなどのお得さ、店頭でのバーコード提示、ほしいアイテムチェックのために利用されているという傾向があるようです。とくに来店前に在庫を確認して店頭で受け取れることは、コロナ禍で便利だと評価されるポイントではないでしょうか。
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スパコロ
(文・Takeuchi)