泳いだ距離やタイムなどスイマーのパフォーマンスを追跡して、ゴーグルにリアルタイムに表示します。
目の前にデータ表示
スマートウォッチやフィットネストラッカーなどで、エクササイズの内容を追跡している人は多いでしょう。Holoswimはまさに、その水中版といえます。ただし、そのデータ追跡・表示機能をゴーグルにもってきました。Holoswimを装着すると、ラップの数を頭の中で数えたり、タイムを専用の時計で測ったりしなくても自動でゴーグルに表示されます。150mAhのバッテリーを内蔵し、フル充電で10時間超作動することから、充電の持ちを心配する必要はなさそうです。
仕組みはというと、HoloswimはAR(拡張現実)ベースのホログラフィックオプティカル導波管を使って、センサーがとらえたデータをレンズに表示します。文字通りスイマーの「目の前」に表示されるため、泳ぎを止めることなくパフォーマンスデータを確認できます。
アプリでデータを管理
Holoswimは、専用アプリ(iOS、Android)にスイミングデータを保存してレビューできる機能があります。過去の記録と比較したり、パフォーマンス向上に向けて練習メニューを組み立てたりするのに活用できそうです。また、水泳のパフォーマンスに関するデータだけでなく、連携させたスマートフォンへの着信も案内します。泳いでいたため重要な電話に気が付かなかった、ということもなくなるのではないでしょうか。ただし、本機能はゴーグルとスマートフォンの距離が20メートルの範囲でのみ使用できるとのこと。
ありそうでなかったスイミング用スマートゴーグルのHoloswimは、現在Kickstarterで688香港ドル(約9700円)〜となっています。すでに目標額は達成し、10月24日まで出資を受け付けたのち、12月にも発送される予定となっています。
Holoswim/Kickstarter
(文・Mizoguchi)