また、ユーザーが特に掃除したい部屋や時間帯などを学習するという賢さも備えています。
難敵を安全に回避
フロアを自在に自律走行しながらゴミを吸い込むロボット掃除機は、掃除に時間や手間をかけるのが惜しい人にとって心強い存在です。テーブルやベッドの下など人の手が届きにくい場所でも入り込めるRoombaシリーズは、障害物を回避する能力も持ち合わせていますが、難敵の1つがペットの排泄物でした。
アクシデントが起こると大惨事になることから、排泄物を回避する能力をいかに身につけるかは、開発元iRobotにとって大きなテーマだったようです。その努力が報われ、Roomba j7+では「排泄物を認識して回避し、掃除を安全に続けることができるようになった」としています。
ちなみに、万が一「Roomba j7+」がペットの排泄物を轢いてしまった場合に交換することができる、Pet Owner Official Promise(P.O.O.P.)と呼ばれる保証制度も設けているようです(購入から1年間有効、限られた地域でのみ実施)。
掃除の好みを学習
障害物を認識する能力に加えて、Roomba j7+はアップデートされたソフトウェアで所有者の掃除習慣を学習するようにもなっています。たとえば、頻繁に掃除する部屋や箇所を記憶し、ニーズに沿うように掃除を実行します。また、ユーザーは自身のスマホの位置情報を使って、外出中に掃除されるように設定することも可能とのことです。そのほか、掃除に要する時間も確認できます。
Roomba j7+にはベースステーションもあり、こちらに最大60日分のゴミをためることができます。
ロボット掃除機の購入を検討中でイヌやネコを飼っている人は要チェックのRoomba j7+。アメリカとカナダでの販売価格は、掃除機本体が649.99ドル(約7万1000円)、ベースステーション付きが849.99ドル(約9万3000円)で、ヨーロッパでも販売中。2022年には、その他の市場にも展開予定とのことです。
iRobot
(文・Mizoguchi)