シンプルな外観×革新的なデジタル操作コンセプト
「ID. LIFE」のデザインは、とてもクリアかつシンプルな点が特徴。装飾エレメントやアドオンパーツなどは装着されておらず、複雑な素材の組み合わせも採用されていません。また、ドアミラーとルームミラーの代わりに、カメラとディスプレイを採用。基本的な運転機能は、六角形のオープントップステアリングホイールのタッチパネルを介して操作し、スマートフォンを操作システムに統合することもできるといいます。
多機能なインテリアからも目が離せません。たとえば、簡単な操作で車内を小さな映画館やゲームセンターにすることができます。車内には、ゲーム機やプロジェクター、必要に応じてダッシュパネルから伸びるプロジェクション用スクリーンを装備。デバイスに保存されている音楽・映画・ゲームは、シームレスに使用可能で、画像や映像はプロジェクションスクリーンに投影することができます。
シートアレンジも非常に多彩で、リアシートの座面や背もたれと同様、フロントシートも完全に折りたためるとのことです。
電気モーターが前輪を駆動
さらに、「ID. LIFE」はフォルクスワーゲンがスモールカーセグメント向けに開発した、MEB(モジュラーエレクトリックマトリックス)のスモールバージョンがベースとなっています。同社によると、MEBをベースにした車両が前輪駆動を採用するのは「ID. LIFE」が初めて。172kW(234PS)を発生する電気モーターを搭載した「ID. LIFE」は、 0~100km/hを6.9秒で加速。容量57kWhの高電圧バッテリーは、約400km(WLTP)の航続距離を実現します。
フォルクスワーゲンのブランド開発担当取締役・トーマスウルブリッヒ氏は「MEBは、業界で最もスケーラブルな電気自動車用のアーキテクチャーです。私たちは、MEBの可能性を活用し始めたばかりです。パフォーマンス、充電容量、航続距離は、ニューモデルの登場や、ソフトウェアの更新とともに、さらに進化し続けます。」と述べています。
PR TIMES
(文・Takeuchi)